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健康増進を運動・食事面から考える。また、病気の予防についても説明します。
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「スティーブンス・ジョンソン症候群」(SJS)という病気をご存じでしょうか。
皮膚症状,粘膜症状,眼症状をあわせもつ皮膚科の疾患です。
さらに症状がひどい状態が、中毒性表皮壊死症(TEN)(別名:ライエル症候群)と言われています。発熱があり、赤い斑点が全身にできるということからはじまり、水ぶくれができてやけどのように皮膚がむけたりします。
発熱のほかに、悪寒、全身倦怠感、食欲不振、咳嗽、胸痛、咽頭痛、関節痛等を伴います。
また目の結膜や角膜もおかされ、最悪の場合は目の表面が皮膚化してしまいます。
失明、極端な視力低下をする怖い病気です。
原因としては、医薬品、ウイルス、マイコプラズマ、細菌、真菌などの感染、悪性腫瘍、膠原病、放射線療法、寒冷、太陽光線などの物理的刺激等によって起こるアレルギー性の皮膚反応 (III型アレルギー)と考えられています。
原因はほぼ薬剤が原因とされ、SJSから移行してTENに至ることもあるようです。
  原因医薬品は、抗生物質製剤、解熱鎮痛消炎剤、抗てんかん剤、痛風治療剤、サルファ剤、消化性潰瘍用剤、催眠鎮静剤・抗不安剤、精神神経用剤、緑内障治療剤、筋弛緩剤、高血圧治療剤などであり、その他種々の医薬品で発生することが報告されています。あまり起きる副作用ではなく、SJSで人口100万人あたり年間1~6人、TENで0.4~1.2人と極まれにしか起こらない副作用ですが、不幸にして起きてしまうと重篤な症状になってしまうので注意が必要です。副作用の発生時期は、薬を飲んでから早いもので3日以内、多くは15~21日にでています。それが副作用と分かってから原因薬剤の服用を止めてただちにお医者さんにかからないといけません。
 とはいえ、その副作用の出始めの症状をしらないと対処のしようがありません。薬を飲んでいて、発熱、関節が痛い、皮膚がまだらに赤くなる、水ぶくれができる、くちびる・口内があれる、目が充血するなどという症状がでたら薬を飲むのを止めてすぐ主治医を受診してください。
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